いよいよ大晦日。
毎年、30日は餅つき、31日は蕎麦打ち。
20年ほど前、当時農協の課長だった砂田さんと山崎さんと三人で、農協の加工場に忍び込み蕎麦打ちを始めた。
もう20年か。
長いことやっていると、蕎麦を待っている人が増えてきた。
10年ほど前、内田美智子さんのご主人、内田産婦人科の院長と飲んでいた時のこと。
「蕎麦を打ってみたいんですよ」
そうか。産院はいつお産が始まるかわからない妊婦さんを大勢抱えていて、なかなか外出もままならない。
外出しなくてもできる趣味としての蕎麦打ち。
お安い御用だ。
3人で押しかけて、教えてあげた。
大晦日、一年に一度しかやらない師匠に引き換え、弟子は毎日のように打ちまくるもんだから、どんどんどんどん腕を上げ、すぐにプロ並みに成長した。
師を遥かに超え、もうその背中すら見えない。
それでも恩返しがしたいと、大晦日の蕎麦打ちの時には打った蕎麦を持ってきてくれる。
今年も病院に行くと、まだ打ってる最中で、見るとかなりなまとまりをのばしていた。
ありがたいことだ。

あら、これ2キロ?
「あ、どうも。これは1.2キロです。外2で小麦です。」
私は2:8、二八蕎麦で500gで打つ。
先生、すごいね‼️
店だせる。
産婦人科医だけど。
今年もこんな感じで暮れていく。
コロナやらなんやらあったが、穏やかに一年が暮れていく。