金曜日から台湾に来ている。
福岡県が誇るいちごの最高峰「あまおう」のフェアを台北にあるドンドンドンキ様での開催に合わせて渡航した。
どうして台湾に「あまおう」を輸出するのか。
その問いに、私は答えを持っている。
農産物の販売では、お客様のニーズに応えられる売りがいる
ここにある福岡県の「あまおう」は、JA粕屋の農家が台湾の皆さんに楽しんでいただきたいと作ったもの。
国や地域が変わると気候や文化も違う。法律やルールも違う。
台湾であまおうを販売するには、さまざまなハードルがある。
使える農薬は違うし、検疫もある。流通も複雑だ。
国内でも売れ筋な「あまおう」。
国内で販売した方が簡単だ。
でも、それを関係機関の皆さんが頑張って、クリアして初めてこちらの店頭に並ぶ。
1パック499台湾元。
日本円換算すると2000円を超える。
高価だが、そういうコストが積み上がってこうなる。
農家が大儲けしているわけではない。
そこまでして、どうして台湾に輸出するのか。
国内の消費は縮小するなか、新たな販路は必要だ。
また、農家の経営的にも販路は多い方がいい。
そういうことはあるのだが、それよりも何よりも、根本的な理由がある。
それは、福岡の農家の皆さんがご自身で作った「あまおう」で世界のみなさんを幸せにしたいから。
福岡に限らずそうだと思う。
この「あまおう」を食べて、美味しいと言ってもらえたり、贈り物をして相手に喜んでもらったり。
いちごの向こう側にある幸せを作りたいから。
私たちは、農家の皆さんの想いとその側面にある経営を支えるために仕事をしている。
農家の皆さんの気持ちが伝わりますように。
それが私が持つ答え。