ぶどう園日記

「労務管理」の視点でさ

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今日は京築普及指導センターのお座敷で、労務管理の研修会の講師をさせていただきました。

時間は2時間。

参加いただいた聴講者で会場は満席🈵

このテーマでこんなに集まっていただけるのは、一重に日頃から支えていただいている皆様のおかげだ。

現に、非農家でウチにボランティアに来ていただいてる方もおられた。

ありがとうございます✨

最初に簡単な手嶋ぶどう園の経営の特徴を紹介し、その特徴でもある正社員雇用の当事者、野村くんに先月福岡県青年農業者会議で優勝した意見発表をディレクターズカットでやってもらった。

この発表は、なかなかの美談だ。

今日の講義は、この美談を「労務管理」の視点でお話ししていきたい、という仕掛けだ。

彼が想定を超えて早い時期に働きたいと申し出てきたこと。

彼はバイトしてそのお金を貯めてアパレルの専門学校に行こうとしていたのに、私はウチに就職するもんだと勘違いしたこと。

農大に進学を促し、2年稼いでその間規模拡大して、彼を雇い入れる準備をした事柄。

彼が働きたくなる仕掛け。

やりがい。

そのほかいろいろ。

1時間あまりほどしゃべりまくって、その後20分ほど質問コーナーを設けた。

質問①
手嶋さんのご家族の反応はどうだったのか?
最初に勘違いして悩んでいた時は1人で悩んで計画を立てたりした。野村くんは土日にバイトに来ていたので、この子なら、と賛成してくれた。

質問②
手嶋さんの話を聞いたが、雇われている野村くんの今の職場への評価は?

2年目で、さまざまなことが新鮮。任せてくれることもあるし、ダメなことはなぜダメなのかをしっかり説明してくれる。ワクワクして仕事をしている。

質問③
売上額がずっと上がっていく計画だが、これから雇用を増やすのか?

最終形態になったら常時雇用がもう1人、それからパート雇用も必要になり、野村くんはその管理をする事になる。

質問④
手嶋ぶどう園の後継者はどう考えているか?

私が就農したのは50歳の時。私には2人子供が居るが、どちらも農業とは異なる仕事についている。たまたま私は普及指導センターで働いていたので、割りに円滑に農業にはいったが、子供達はそうはいかない。
もし、子供が就農したいと言ってきたら、その希望を叶えてやりたいが、後継者とはしない。経営は経営者により成り立つ。野村くんに経営者になってもらいたい。後継者となるのは、その資質を見極めた上で判断する。

講演の内容はこんな感じ。

私達の後は、福岡県就農支援センターの仁田原さんから福岡県が進めてある新規就農者支援の動画を紹介していただき、後半はタイミーの制度説明だ。

タイミーさんのためにイエローのぶどう被り物持ってきやした🍇

タイミーさんノリノリで被ってくださいました♪

最高です💕

研修会が終わってからも、受講者の方といろんなお話をした。

今日も元気メーター満タン🈵

楽しい一日✨

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