ぶどう園日記

星野の秘密

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星野製茶園を訪れた。

10年ほど前からお茶の輸出に力を入れておられる茶商さんで、お茶の輸出についていろいろ伺いたいことがあったからだ。

春に一度伺おうと思い立ったが、コロナの蔓延防止期間で見合わせ、そのままになっていた。

ここに赴任して知り合ったイチゴの新規就農者の研修施設の社長さんに誘われたことに勢いを得て、訪問することにした。

カーナビをセットすると県庁から車で1時間半。

八女に勤務したことのある同僚にそう話すと、

「いやいや、八女市から1時間くらいかかるからそんな早く着かないよ‼︎」

とのアドバイスに2時間前に出発した。

カーナビは八女市中心部経由ではなく、杷木から耳納山麓を越えていくルートを示している。

かなりのぐにゃぐにゃ道。

課長、車酔い大丈夫?

これは峠でラリーGOだ♪

杷木から耳納に向かって行くとトンネルの入り口が見えてきた。

あら?

合瀬耳納トンネル‼︎

八女市星野村とうきは市浮羽町をつなぐトンネルが開通していた。

ほー‼︎

それで、1時間半てなってたのね。

星野村が近くなったじゃないの。

そんなわけで、早く着いてしまったもんだから、少しお店の方で商品を見せていただき、玉露とグリーンティーを試飲させていただいた。

これは深みのある味わい。

玉露の旨みと甘さ。水出しだね。

次はグリーンティー。グラニュー糖が加えられている。

おお‼︎

茶の爽やかさとちょうど良い甘さ。

シャリっと氷の舌触りも良い。

回転させながら凍らせてこのシャリシャリ感を出しているのだそうだ。

さらに社長さんに促され、抹茶工場を見学させてもらった。

石臼工場だ。

イメージからして、でーっかい石臼がモーターでグワングワン回っているのをイメージしていたが、人が回すサイズの石臼を機械仕掛けで回していた。

これは人が挽いているのと同じだな。

一つの臼で1日40グラムしかできないそうだ。

えー‼︎

あのちっこい缶一個しかできないの?

それは貴重な商品。

温度が籠らないなど、茶の風味が最大限に引き出される様に製造されていた。

いいものを見せていただいた。

これは合瀬耳納トンネル様のおかげだね♪

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