親戚のお姉さんからのおよばれ。
横浜に住んでいるのだが、休暇にこちらの実家に数日帰ってきたのだという。
少し前に庭にぶどうを植えたいという相談をいただいていたので、植えるとこも見ておこうとお邪魔した。
ご主人は東京で農産物輸入の会社を経営しているので、会社のお話を聞くのも楽しみだった。
エクアドルのバナナを輸入している話、ブロッコリーや玉ねぎの輸入の話。
輸出も大変だけど、輸入も大変なんだな。
お話の中で、食品や農業に関わるセクションは切り離される、と仰っているのを聞いていて、あることが頭に浮かんだ。
みやこ町や築上町では、お盆の花としてほおずきの栽培が盛んだ。
そのほおずきを10本束ねてでっかいほおずき灯籠を作ったりするんですが、これを2つ初盆にお供えしたりする。
大叔父の初盆にも供えさせていただいた。
これがまた好評で。
販売すると1体で2〜3万円になったりする。
ほおずきが1本300円で20本だから6000円。支柱やバケツ、オアシスが1000円くらい。
原価7000円に1時間の労働を加えればそれが2万円になるのだ。
これはもうかる♪
と、ほおずきの栽培を始めた。
しかし、それには花の栽培技術が必要だし、年々異なる天候への対応も要る。
結局、ちゃんとしたほおずきはできなかった。
その時思った。
そうだ♪
不安定なほおずき栽培は、農家に任せて、俺はほおずきを仕入れさえすれば、リスクを負うことなく利益を得られる。
社長の話を聞きながら、そのことを思い出した。
これが農家の6次産業化のジレンマ。
農業ってリスキーなもの。
だからこそチャンスもあると言う見方もあるが、簡単ではない。
経営で、リスク排除は鉄則。
でも、やりたい事をやるのはもっと大事だからね。
さあ、来年はどんな年かね♪