壊したハウスより少し広めに建てる計画だ。
当然、部材のが足りなくなる。
父の代からお世話になっている一木さんに資材の見積もりを提案してもらった。
え。
そんなにするの?
ここまであれこれ支援していただきながらやってきたが、ここは投資する時かもしれない。
そんな時、北永くんから
「以前、行橋の新規就農者さんに譲ったハウスなんですけど、結局使わないって連絡がありまして。」
え?そうなの?
4年ほど前、北永くんが近くの使わなくなったハウスを解体して、自分のハウスを建てようとしていた。しかし、結局、建設はせず、部材のまま畑に置かれていた。
そのハウスを譲って欲しいという新規就農者を紹介して、使ってもらうようになった。
しかし、これまた露地で果樹をやることになり、使わなくなってしまった。
「鉄屑屋さんに持って行こうかと思ってるんですが」
え。
それならは、私に譲ってくれないか?
そんなわけで私が使う事になった。
写真はムカデ。
使えるものもある。
しかしまだ足りない。
片方にしか足がないムカデが何本か有り、これを2本使って一本両足のムカデを作る、というのはどうだろうか。
カッターで足を切って、溶接する。
村内の鐵工所の社長に電話してみた。
彼は地元消防団の分団長で5個上の気の良い兄さん。
「現場に行って、物を見て見よう。」
土曜日の朝8時。
霜で真っ白な畑で待っていると、トラックで現れた。
着きしな、
「やろうとするアンタの気持ち、その気持ちが大事なんよ‼️土曜日、こんな寒い朝早くに、眠たいとか家でテレビ見ててもいいのにね。こうやってやろうとしよう。いい‼️」
兄さんも朝5時から仕事をしているのだという。
すごいね、兄さん。
快く、作業を引き受けてくれた。
これでムカデはなんとかなりそうだ。
やろうとする気持ち、か。
兄さん、俺も頑張ります。
日曜日は、ゆっこちゃんも手伝いに来てくれた。
私のやろうとする気持ちは、周りで支えてくれる皆さんがエネルギー。