三月の第二土曜日。
源じいロードの日‼️
行橋から赤村までの17キロを走り、温泉に入って酒を飲むシステム。
二週間ほど前、右足に肉離れを患い、それから回復してはいたのだが、まだまだ本調子ではない。
ま、行けるところまで行ったらいい。
源じいロードは、行けるところまででリタイヤしても平成筑豊鉄道があるから大丈夫なシステム。
最初の5キロはみんなで行って、そこからはそれぞれのペースで走った。
ここで頑張ると完走は無理だろう。
みんなとは離れるが今回は完走を目指そう。
これまでフルマラソンやら100キロマラソンやら走ってきたが、「今回は万全だ」という事は少ない。
何かしらトラブルを抱えながら走っていた。
そういうものだと思う。
心身ともに万全で走るに越した事はない。
しかし、予期せぬ事に見舞われたり、どうしても大会当日までに準備できなかったり。
そんな時、私は試されているのだと自分に問う。
絶対乗り切る。
いつも答えはこれしかない。
今日もこの痛みと語らいながら走ることとしよう。
みやこ町犀川に入ってから、少し先を同じくらいで走っているランナーに気づいた。
リュックを背負って、あまり手を振らずにゆっくりと走っている彼女は、源じいロードのメンバーではない。
一回抜き去り、そのあと抜かれた。
林酒造の販売機で水分補給をしているところで話しかけた。
彼女は明日開催予定だった日田マラソンにエントリーしていたのだが、コロナ禍で延期になってしまった。
走る気持ちに応えるため、一人で行橋から源じいまで走っているのだという。
リュックで着替え持参ですか。それはすごい。
最後の坂を登り切れは赤村だ。
走り終えれば、たちまちに全てはキラキラな思い出に変わり、私の一部になる。
↑打ち上げは唐揚げ太郎