ぶどう園日記

やりがい

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振り返れば、葉っぱの絨毯。

無核品種の摘芯。今回で3回目。

摘粒の前にやったっきりだから、ひと月余り伸び放題の枝は結構なボリューム。

早くやりゃいーじゃんってなるんだけど、種が硬くなっていく硬核期に枝を摘芯すると縮果症って果実が茶色くなって萎む悲しい生理障害が起こってしまう。

ベレゾーンと呼ばれる着色初期に入ってから、今回の最終摘芯をやる。

種が硬くなるとか着色期とかシャインマスカットって種無しだし、色は緑のままやないのって言うかもだけど、そーゆー決まりなのよ。

これで収穫までの全ての作業が完了した。

バリバリバリバリ♪

ロボモアちゃんが切ったばかりのぶどうの枝を粉砕していた。

いつもは既に綺麗になっている芝生のような園内をうろうろしているだけの毎日の彼。

今日は、バリバリと歯応えのある仕事だね。

やりがいを見つけ、奴も嬉しそう。

やりがいかあ。

やりがいある生き方。

ここにはそれがある。

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