月曜日からひたすらにブラックオリンピアの摘蕾をやっている。
防草シートの箇所に差し掛かった。
足元を見ると蕾だらけ。
蕾の成長、開花はエネルギーを使う。
今の時点で、普通に伸びようとする枝は1つ、元気で伸びる気満々の枝は蕾を2つ、もうちょっと伸びるの止めるかもまたは止めてしまった枝は蕾を取ってしまう。
すると、伸びまくろうとする枝の伸びを抑え、逆に伸長を止めそうな枝の伸長を促す。
要は、どの枝も同じくらいちょうど良く伸びて葉を広げてもらいたい。
そういうオペレート。
最終的には10aに4000から5000房を残すのだが、現時点で20000蕾近くある。
これを半分にして、もう少し日にちが経ってから枝の伸びを見ながら更に落とす。
あとは開花、結実してから綺麗な房を残して最適な房数にする。
枝の伸びは栄養生長、開花、結実、果実成熟は生殖生長だ。
この二つの生長は、シーソーのように片方に傾けばそちらばかり進む。
つまり、枝が伸び過ぎると結実や果実肥大がお留守になってしまう。
最後の最後まで枝の伸びを観察しながら、果実を育てていく。
この作業は、言わばぶどうとの会話のようなものだ。
ぶどうの声を聞いていく。
今、その真っ只中にある。